公文書の改ざんを苦に、近畿財務局の職員が自殺した問題で、文書の開示を求めて財務省が提訴されました。

近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)は、学校法人「森友学園」に関する公文書の改ざんを苦に4年前に自殺し、国は赤木さんが改ざんの経緯をまとめた、いわゆる「赤木ファイル」を公開しました。

去年、東京都に住む男性が「財務省内部での意思決定のプロセスが分かる文書」などを開示請求しましたが、財務省は「文書の特定が困難」などと回答し、赤木ファイル以外の文書を開示しませんでした。

男性は、「公文書を隠ぺいするために、市民の情報公開請求の権利を不当に侵害した」などとして、17日、文書の開示などを求める訴えを起こしました。

財務省は「提訴について承知しておらず、コメントは差し控えたい」としています。

FNN
2022年6月17日 金曜 午後8:12
https://www.fnn.jp/articles/-/377069