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立花隆「小沢一郎は国家主席になったのか」  2010年1月12日
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67

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<日本はついに小沢の出現によって、擬似共産主義国家のような異様な権力構造(党が政権のずっと上に立つ)の国家になってしまったのだ>――立花隆氏は鳩山政権をこう看破した。この国はこれからどうなってしまうのか。

鳩山はかねて普天間基地移設の問題で、「トラスト・ミー」といってオバマの信頼をかち得ておきながら、なんの解決策も実現できなかったことについて説明したいと申し出たが、オバマ大統領の側から、そんな口先だけの男に会うのは時間のムダとニベもなく断られてしまった。鳩山は言葉の重みの大切さを知らない男だったが故に、オバマの信頼を完全に失ってしまったのだ。

 日本の総理大臣というポジションにある政治家にとっていちばん大切な信用は、超大国アメリカの首脳から得られた信用だろうが、鳩山は幸運にも初の首脳会談でオバマから得られた好意と信用を、普天間基地問題の安請け合いとその解決策放棄によってほとんど弊履(へいり)のごとく捨て去ってしまったことになる。