リーマンショックが起きたのは2007年の秋だった。
その前後の為替がどういう変化をしたか見てみな。


年      2005     2006     2007     2008      2009
ドル円   110.2182   116.2993   117.7535   103.3595    93.5701

わかりますか?
リーマン直前の2007年に1ドル117円だったのが、翌年には103円。
そして、その翌年には93円と急激な円高が進行した。
企業業績が急激に悪化している最中に円高が凄い勢いで進行したんだよ。
その理由は他の先進国が自国通貨を安く誘導している中で、日本だけが放置していた
ために円の独歩高になり、その結果、小泉政権の下で一時回復しつつあった経済が
ガタガタになって、中小企業までが国外に脱出し始めたのがこの時期なんだよ。
あの時に、せめて、諸外国と同じレベルに為替を維持していたら、日本の経済が
ここまでボロボロになることはなかったんだよ。