自民党の茂木敏充幹事長は16日、党宮城県連の会合で立憲民主党の泉健太代表を名指しで批判した。「泉氏は他党のことをああだ、こうだと色々言っているようだ。批判する前に自分のところの間違いを反省し、国民に説明すべきではないか」と述べた。

立民が主張していた新型コロナウイルスの「ゼロコロナ」政策に関し「いかに非現実的だったかが明らかになっている」と強調した。「批判ばかりで全く建設的な意見を言わない。だから支持率が低迷するのではないか」と指摘した。

茂木氏は参院選の宮城選挙区の公認候補についても説明した。自民党は旧国民民主党を離党した現職の桜井充氏を公認候補に立てる。県連が推した石川光次郎氏を党の世論調査で上回った。石川氏は3年後の参院選の候補に回る。

茂木氏は「県連が一丸となって夏の参院選に取り組んでもらう体制が一日も早く作れるようお願いする」と話した。

日本経済新聞
2022年4月16日 18:00
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