【北京共同】中国外務省の汪文斌副報道局長は28日の記者会見で、自民党の安倍晋三元首相が米国の核兵器を自国に配備して共同運用する「核共有」政策を議論すべきだと提言したことに対し「日本の軍国主義勢力の亡霊がつきまとっている危険な動向だ」と非難した。

 汪氏は、安倍氏の発言が日本の非核三原則や核拡散防止条約(NPT)への参加に公然と背いていると指摘した。

 安倍氏が、台湾を巡り米国は「曖昧戦略」を捨てるべきだと発言したことに関しては「台湾は中国の問題であり日本とは関係がない」と述べ、「内政干渉であり、断固として反対する」と強く反発した。

共同通信
2022/2/28 20:09
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