安倍元首相が激白! 韓国批判の「強制労働」の事実はない、外交はファクトで闘え…「正々堂々推薦すべし」 佐渡金山の世界遺産見送り問題
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2022.1/26 11:00

岸田文雄政権は「佐渡島の金山」(新潟県)について、今年度はユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産への推薦を見送る方向で調整に入っている。だが、韓国などが「強制労働があった」と主張・批判するなかでの足踏みに、地元や自民党保守派は「事実と異なる」「正々堂々と推薦すべきだ」と強く反発している。憲政史上最長、7年8カ月の長期政権を担当した安倍晋三元首相が激白した。



外交の世界では、他国との議論・論戦から逃げることは、国家として最もしてはならない。優秀な外務省の諸君は、こうした常識はよく理解しているはずだ。

世界の国々の大半は、日本に好意は持っていても、その歴史や文化、社会までは深く知らない。佐渡金山も、ほぼ知らないだろう。そうしたなかで、韓国などが「強制労働があった」と批判を浴びせてきている。

事実に基づくなら耳を傾けるべきだが、新潟県が地盤で、自民党の議員連盟「保守団結の会」代表世話人である高鳥修一衆院議員によると、違うようだ。

当時の労働環境をまとめた資料『佐渡鉱山史』(大平鉱業佐渡鉱業所)や、佐渡鉱業所『半島労務管理ニ付テ』などには、「日本人と朝鮮人労働者はおおむね同一の賃金で、複数回の賞与が支払われた」「無料の社宅や寮があり、米やみそやしょうゆの廉価販売があった」「運動会や映画鑑賞会など、娯楽機会の提供があった」などと記されているという。

これでは、「強制労働」とはいえない。

もし、日本がここで推薦を見送れば、「韓国などの批判を受けて、日本が引き下がった」という情報だけが広まり、世界各国には「日本には、きっと負い目があるのだろう」という認識が定着してしまう。外交では「沈黙は金」は、あり得ないのだ。

さまざまな事情から今年度の推薦を見送るならば、文化審議会が昨年末、国内推薦候補に選ぶ前に事前調整しておくべきだった。そもそも、韓国や中国が今後、ユネスコの世界遺産委員会の委員になれば、さらに推薦は厳しくなる。

ここまで来れば、新潟と日本の誇りと名誉を守るためにも、正々堂々とファクト(事実)ベースで反論して、ユネスコの世界遺産委員会の了解を得ていくしかない。リングに上がる前にタオルを投げてはダメだ。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。