日本維新の会の松井一郎代表は27日の臨時党大会で、共同代表の片山虎之助参院議員(86)が意識混濁の状態にあり、職務復帰が難しいとして、議員辞職の手続きに入ると報告した。党大会に先立つ常任役員会で、片山氏の共同代表の辞任が了承された。
 役員会では片山氏の次男で参院議員の大介氏が状況を説明。片山氏は現在入院治療中で、自らの健康状態に異常があった場合は周囲に迷惑を掛けてはいけないとして「速やかに職を辞する」と家族に話していたという。
 片山氏は参院当選5回で、現職国会議員では最高齢。自民党時代に初代総務相を務めた。2010年の参院選出馬に際し、離党した。たちあがれ日本などを経て15年に、日本維新の会の前身「おおさか維新の会」の共同代表に就任していた。(共同)

東京新聞
2021年11月27日 15時48分
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