自民党総裁選に出馬を表明した岸田文雄前政調会長は6日、学校法人「森友学園」の国有地売却問題に言及した。自身の「国民が納得するまで説明する」という発言を巡り「再調査するとは言っていない」と強調した。インターネット番組で話した。

「行政や司法の対応が確定し、それについて求められれば説明する。それ以上でもそれ以下でもない」と語った。再調査に否定的な考えを示した。

岸田氏は同日放送のテレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」で、河野太郎規制改革相との違いを問われた。自身について「国民に寄り添って対話の中からリーダーシップを発揮する」と述べた。

河野氏に関しては「発信力、突破力とよくいわれる。強いリーダーをイメージさせる方だ」と分析した。新型コロナウイルス対策で打ち出す経済対策は20兆〜40兆円台の規模を考えると説明した。

日本経済新聞
2021年9月7日 0:30
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