内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部の平田竹男事務局長は11日、公用車で東京都内のゴルフスクールに通い、高額のレッスンを無料で受けたとする「文春オンライン」報道について「事実関係を確認している」と説明した。官邸で記者団の取材に応じた。公用車でレッスンに行った記憶はあるかと問われ「あんまりない」と述べた。
 平田氏は内閣官房参与も務めている。文春オンラインは、平田氏がフィットネスクラブ運営のRIZAP(ライザップ)のゴルフレッスンに通っており、約3年間で400万円分以上のレッスン料を払ってないと報じた。公用車でレッスンに行く様子も確認したとしている。
 立憲民主党など野党は11日、平田氏の「接待疑惑」に関する合同ヒアリングを国会内で開催。レッスン回数や公用車利用をただしたが、内閣官房の担当者は「本人に確認中」などと繰り返した。丸川珠代五輪相は10日の記者会見で、報道に関し平田氏から報告を受けたと明らかにした。
 平田氏は日本サッカー協会専務理事などを経て2013年に内閣官房参与に就任した。(共同)

東京新聞
2021年8月11日 21時07分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123590