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2021/07/20(火) 08:58:23.60ID:CAP_USER9首相は17日の読売テレビ番組で、今後の政権運営について「最優先すべきはコロナ対策だ」と表明。衆院解散に関しては「私の任期も限られる。衆院議員の任期も同じだ。そういう中で視野に入ってくる」と述べるにとどめた。
首相の党総裁任期は9月30日、衆院議員任期は10月21日に満了を迎える。首相は、9月5日の東京パラリンピック閉幕直後の衆院解散・総選挙で勝利し、総裁選を無投票で乗り切る戦略とみられる。この場合、投開票日は10月3、10、17各日の可能性が取りざたされてきた。
しかし、最近の支持率下落を受け、首相周辺から「衆院選は遅ければ遅いほどいい」との声が出始めた。公職選挙法の例外規定により、衆院選は最も遅いケースで11月28日投開票があり得る。政権側は、希望者へのワクチン接種がこのころまでに進展すると計算。反転攻勢の望みを託している。
麻生太郎副総理兼財務相は18日、党所属議員の会合にビデオメッセージを寄せ、「東京五輪が終わって、9月はまだコロナの騒ぎが続いているだろうから、10月選挙になる可能性が極めて高い」と予想。党関係者は衆院選の投開票について、10月下旬以降となる可能性を指摘した。
公明党の山口那津男代表も5日のBS日テレ番組で「ワクチン接種が進めば、望ましい選挙の環境になる」と語っている。
もっとも、衆院選が先延ばしになれば、先行して総裁選を実施する可能性も高まる。現時点で有力な対抗馬は見当たらないが、自民党内に「菅首相で衆院選は戦えない」(中堅)との声が広がれば、再選を阻まれる展開も否定できない。
総裁公選規程は、8月末までの総裁選日程の決定を求めている。党内ではお盆明け以降、秋の政治日程をめぐる調整が本格化する見通しで、首相はワクチン接種の進捗(しんちょく)や新規感染者数の推移などをにらみながら、解散時期を最終判断することになりそうだ。
時事通信
2021年07月20日07時15分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071900927&g=pol