東京五輪に参加する南アフリカのサッカー男子代表チームの3人が東京・晴海の選手村滞在中に新型コロナウイルス検査で陽性となった問題で、東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日、21人の濃厚接触者が確認されたと発表した。南アフリカは22日の1次リーグ初戦で日本と対戦する予定。
 陽性となったのはジェームズ・モニャン、カモヘロ・マーラツィ両選手と、映像分析スタッフ1人。3人は既に村外の宿泊療養施設に移動。組織委は、3人と行動を共にした人に対し、濃厚接触者となる可能性があるとして全員自室での待機を要請。練習もしていないという。
 選手向けのコロナ対策の規則集「プレーブック」では、濃厚接触者の競技参加は、毎日のPCR検査で陰性となることや、国際競技連盟の同意、専門家グループによる健康状態の判断などが条件と規定されていた。政府や組織委は、競技開始6時間前以降のPCR検査で陰性なら出場を認める方針を固めている。 (共同)

東京新聞
2021年7月19日 11時59分
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