時短や休業に応じた飲食店に支払われる協力金。大阪府からの支給が遅れている店からは怒りの声が。大阪を代表する繁華街・京橋。

【大田原和彦さん】
「長いというが出口が見えない。去年から時短要請にずっと従って、今年の4月5日前後くらいからずっと休んでいる」

こちらの店は、新型コロナがまん延する前の2019年にオープン。売り上げは多い月には300万円ほどありましたが、去年の12月には40万円ほどに落ち込みました。

【大田原和彦さん】
「私ら居酒屋さんらで飲んだあとに来る店なので、7時までの酒の提供とかであれば、店を開ける意味がない」

経営する店は2店舗が休業中ですが、家賃などに1ヵ月で100万円以上かかります。
しかし…
【大田原和彦さん】
「これが府の協力金のHPです。申し込み内容を確認中ですとかという形」

大阪府は時短営業や休業の協力金について、申請の期間を区切って受け付けています。今年1月から2月の要請に対する最初の協力金は、95%の店に支払われていますがこの店にはまだ出ていません。

大阪府に問い合わせると「慎重に審査を進めている待ってほしい」と言うのみで
その後1ヵ月以上も連絡がないと言います。

【大田原和彦さん】
「行政は光を見せないといけない立場と思う。ドタバタ行き当たりばったりのことをしてるようにしか見えない」

そこで大田原さんが取った行動は…
(カラオケの様子)

500万円の借金をして先月25日に3店目をオープン。従業員の働き口を守るため、もともと準備していた別業態の店を急遽スナックに。営業時間は午後8時から深夜0時までです。

【大田原和彦さん】
「お願いベースと言いながら罰則とか…他業種の方から、飲食は(協力金が)もらえると言われるけど、半年も支給もされなければあまりにもおかしい」

新たな店は、府の時短要請に応じない代わりに協力金の申請をしないことにしました。

【大田原和彦さん】
「半年間、一切のお金を受け取らなくても守りました。その間に行政は、何をしてきたのか…怒りよりあきれですね…」

テレビ大阪
7/12(月) 19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c3d2d0ef6bb53906a4943e3b6d3123d878fadc7