2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収など)の罪で実刑判決を受けた元法相の前衆院議員河井克行被告(58)=控訴=から現金を受け取った地元議員ら100人の大半が、不起訴(起訴猶予)になるとみられることが5日、関係者への取材で分かった。

 元法相を懲役3年、追徴金130万円とした6月18日の東京地裁判決は、100人全員に対する買収を認定し、元法相が主導したと指摘した。特捜部も、有力国会議員だった元法相との関係や一方的に現金を提供した状況などを考慮するとみられるが、公選法は受領側も罪に問うと規定しており波紋が広がりそうだ。

共同通信
2021/7/6 06:00
https://nordot.app/784886955272142848