政府は8日、東京五輪・パラリンピックで来日する海外要人の接遇などのための経費として、2021年度予算に約43億6千万円を計上しているとする答弁書を閣議決定した。立憲民主党の岡本充功衆院議員の質問主意書に答えた。

 岡本氏は、国家元首や首相などの要人で東京五輪の観戦・応援で訪日することを政府に要望してきた国を尋ねたうえで、海外要人に対する接遇に要する予算を質問した。答弁書では、海外要人の「国名」について明らかにすることは「警備上及び外交上の観点から適切でない」として、回答しなかった。

朝日新聞
2021年6月8日 21時09分
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