職場や大学などでのワクチン接種について、河野規制改革担当大臣は、全国知事会の飯泉会長らとの会談で、1000人以上の規模の企業などから始めることを明らかにしました。

オンラインで行われた会談で河野規制改革担当大臣は、6月21日から始める方針の職場や大学などでのワクチン接種について「同一の会場で2回接種を完了してもらい、最低1000人が2回接種で、2000回を最低ラインにさせていただきたい。とりあえずは1000人以上の大企業でスタートしたい」と述べました。

そのうえで「大企業については、2070円の接種料はお支払いするが、それ以外は、まずは自前でやっていただくパターンでスタートしたい。中小企業やいろいろな団体になると『費用は全部ご負担ください』と言えるかどうか、やや疑念もあるので、少し補助ができるか検討していきたい」と述べました。

一方、河野大臣は、企業などが医療従事者を確保するにあたって自治体が行っている接種に影響がないか確認するよう、協力を求めました。

これに対し、全国知事会の飯泉会長は「都道府県で確認することを否むわけではないが、前向きに前広に情報を伝えてもらいたい」と述べました。

NHKニュース
2021年6月2日 23時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210602/k10013064911000.html