NTTと携帯大手各社は10日の朝から、新型コロナウイルスのワクチン接種の電話予約を始める自治体への発信や着信を制限することになりました。通信量が増えて、ほかの電話がつながりにくくなるのを避けるためだとしています。

10日から多くの自治体がワクチン接種の電話予約を始めますが、通信量が増えてほかの電話がつながりにくくなるのを避けるため、NTT東日本と西日本は対策を取ることになりました。

具体的には、10日の朝から全国およそ200の自治体が予約を受け付ける電話番号への着信を制限して、電話が集中した場合には、「電話が混み合っている」という音声案内を流すことにしています。

「話し中」となる電話の数を減らし、通信量が急激に増えるのを防ぐのがねらいで、これによって自治体への電話がつながりにくくなることはないとしています。

また、携帯大手各社も協力して、予約先の電話番号への発信を10日の朝から制限すると発表しました。

NTTと携帯大手各社は、予約の電話がつながりにくいときは時間をおいてかけ直すことや、インターネットでの予約を検討してほしいなどと呼びかけています。

NTT東日本は、今月6日にも通信量の増加を受けて都内の固定電話への着信を制限し、電話が一時つながりにくくなっていました

NHKニュース
2021年5月9日 21時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210509/k10013020931000.html