https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210506/for2105060001-n1.html
 茂木敏充外相は5日午前(日本時間同日夕)、先進7カ国(G7)外相会合に出席するため滞在中の英ロンドンで、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と会談した。文在寅(ムン・ジェイン)政権下で悪化している日韓関係を修復する道を探ったが、鄭氏からは数々の「反日」暴挙への改善策は示されなかった。同日閉会したG7外相会合では、軍事的覇権拡大を進める中国に対峙(たいじ)する姿勢が示された。G7に他の民主主義諸国を加える「D10」構想もあるが、「親中」の文大統領率いる韓国がネックとなりそうだ。 



 「日韓関係をこのままにしておいてはいけないとの認識を共有できた」

 茂木氏は、日韓外相会談後のオンライン記者会見で、こう語った。今後も外交当局間の意思疎通を続けるというが、鄭氏の言動を見る限り、関係改善は相当困難とみられる。

 まず、茂木氏は、韓国の裁判所が今年1月、国際法上の「主権免除の原則」を無視して、日本政府に元慰安婦への賠償を命じる異常判決を下したことを取り上げ、適切な措置を講じるよう強く要求した。日本企業の資産が差し押さえられた元徴用工訴訟問題でも、「資産の現金化は絶対に避けなければならない」と改めて指摘し、受け入れ可能な解決策を韓国側が早期に示すよう求めた。


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