https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210429/for2104290001-n1.html
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、「反日・告げ口外交」を加速させている。自国の原発でも大量の放射性物質トリチウムを海洋放出し、政府の合同タスクフォースが「科学的に問題ない」との報告書をまとめていながら、日本政府が東京電力福島第1原発のトリチウムが含まれる処理水の海洋放出を決めたことを批判し、欧州やアジア、中米諸国などに同調を求めている。ただ、国内では「反中」感情が高まっており、これが「反文在寅」感情を爆発させかねない危機的状況だという。中韓関係を悪化させている「中国由来の微小粒子状物質『PM2・5』」と、「キムチの起源」問題。ジャーナリストの室谷克実氏が、あきれ果てる隣国の最新情勢を報告する。



 韓国の文政権は、日本政府が決定した「福島原発の処理水を海洋放出する」との方針に、「国民の情緒」を最大の根拠にして噛みつくことで、支持率低下を食い止めようとしている。文政権にとっては、中国も日本の決定を批判していることが、心理的に大きな支えになっているようだ。

 ところが、韓国の「国民の情緒」はこのところ、「反中」がすさまじい勢いで表面化している。韓国人が叫ぶ「反中」は、即「反文在寅」だ。

 韓国の「大学生進歩連合」とは、2019年10月に、ソウルにある駐韓米国大使公邸に乱入した活動家集団だ。その主張は「従北・反米・反日」。文政権の本音を体現すると言える。

(略)