https://news.yahoo.co.jp/articles/8685e3fe12e7346b430f6204a7c788f3c8ed5710
 韓国で元慰安婦の女性らが日本政府に損害賠償を求めた第2次訴訟で、元慰安婦を支援する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協(ていたいきょう))は23日、原告の請求を却下したソウル中央地裁判決を不服として、控訴する意向を明らかにした。

 正義連は今回の判決について、元慰安婦の女性の凄惨(せいさん)な経験に対し理解や共感を示さず、人権の価値を踏みにじったと批判。「反人権的、反平和的、反歴史的な判決を強く糾弾する」などと述べた。

 第2次訴訟についてソウル中央地裁は21日、主権国家は他国の裁判所に裁かれないという国際法上の「主権免除」を認め、原告の請求を却下していた。同地裁が1月に日本政府に賠償を命じる判決を出した第1次訴訟については、日本政府が控訴しなかったため、すでに判決が確定している。【ソウル渋江千春】
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