厚生労働省は20日、3月末まで同省老健局に所属していた職員10人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち5人は先月、同局老人保健課が職員23人で深夜まで開いた送別会に参加していた。これまでの発表と合わせると、3月末時点で老健局に所属していた職員の感染は計27人となり、12人が3月24日の送別会に参加していたことになる。

 厚労省の発表によると、今回の10人は発熱を訴えたり、同局内の集団感染を受けて自主的に検査を受けたりして感染が判明した。送別会と感染との関連について厚労省はこれまで「保健所が調査中」としてきたが、今回の発表で参加した人数の過半数が感染したことになる。同局では出勤者を通常の3割強に抑える措置をとっている。(石川友恵)

朝日新聞
2021年4月20日 12時35分
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