沖縄県は7日、新たに155人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの新規感染者数は昨年8月9日に次ぐ過去2番目の多さで、急きょ記者会見した玉城デニー知事は、「明日、明後日の状況によっては強い対策を検討しなければならない」と危機感を示した。

 新規感染者数が過去最多の156人だった昨年8月9日は、那覇市の歓楽街の集団PCR検査の結果(陽性70人)が含まれており、そうした偏りがない7日発表の新規感染者数は実質的に過去最多といえる。

 一方で県は、この日確認された新規感染者とは別に、県内の医療従事者で、ワクチン接種後に感染が確認されたケースが複数あることを明らかにした。接種後に感染した可能性が高い人も含まれるという。

 県によると、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は45・79人で、「まん延防止等重点措置」(重点措置)が適用されている大阪府に次いで全国で2番目に多いという。

 県の警戒レベルの判断指標も、…

朝日新聞
2021年4月7日 21時49分
https://www.asahi.com/articles/ASP4773Y7P47TIPE014.html