自民党の高市元総務大臣は、大臣在任当時に行ったNTTの社長らとの会食について、NTT側が負担した飲食代などおよそ7万円を11日、返金したことを明らかにするとともに、接待にはあたらず大臣規範にも抵触しないという認識を重ねて示しました。

自民党の高市元総務大臣は、大臣在任当時、NTTの社長らと会食していたことをめぐって12日午後、国会内で記者団の取材に応じました。

この中で高市氏は「大臣在任中、接待と呼ばれるような会食をしたことはない。事前に『完全割り勘でなければ伺うことができない』と伝え、会費を先方に決めてもらい、1万円を持参した」と述べました。

そのうえで「その後、料理代金が2万4000円だったと聞き、警護官や運転手にも食事を提供してもらっていたことが分かった。行政の公正性に影響を及ぼしたと誤解されるのは不本意で差額は返金した」と述べ、NTT側が負担したおよそ7万円を11日、返金したと明らかにしました。

そして「大臣規範には絶対に抵触しない。『便宜を図ってもらいたい』という話は一切なかった。私にとっては政策を構築するための真剣勝負の勉強の場でもあった」と述べました。

NHKニュース
2021年3月12日 17時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210312/k10012911801000.html