自民党宮城県連は、空席となっている宮城県第5選挙区支部の支部長に、元タレントの森下千里氏(39)を充てる方針を固めた。事実上、次期衆院選で宮城5区の公認候補となる。森下氏は14日に記者会見を開く方向で調整している。

 石巻市で7日に非公開で開かれた同支部の会合で了承された。出席者によると、県連会長の西村明宏衆院議員(宮城3区)や県連幹事長の菊地恵一県議らが森下氏と面会し、候補者にふさわしいと判断したことが報告され、異論は出なかったという。今後、県連の手続きを経て、月内にも党本部に申請する。

 森下氏は名古屋市出身。バラエティー番組などに出演していたが、2019年12月に芸能事務所との契約を解除していた。関係者によると、森下氏は東日本大震災からの復興に強い思い入れを持っているという。

 宮城5区では立憲民主党の安住淳・国会対策委員長が立候補を予定している。

読売新聞
2021/03/08 06:37
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20210307-OYT1T50202/