陸自、国内で米仏部隊と初の本格訓練へ 海洋進出の中国警戒 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/politics/news/210304/plt2103040030-n1.html

2021.3.4 18:56

陸上自衛隊トップの湯浅悟郎陸上幕僚長は4日の記者会見で、日本国内でのフランス陸軍、米海兵隊との共同訓練実施に向け調整していると明らかにした。日米仏3カ国の陸上部隊同士による本格的な訓練が、日本で実現すれば初めて。具体的な訓練場所や参加隊員の規模は未定で「早くても5月以降」としている。

欧州各国は、海洋進出を強める中国への警戒感から太平洋地域への部隊派遣を相次ぎ表明。防衛省・自衛隊は「自由で開かれたインド太平洋」を維持するため、米国に加え欧州にも協力関係を拡大し、中国を牽制(けんせい)する狙いだ。

湯浅氏は「共通の価値観を持った国が連携を深めるメッセージがインド太平洋の安定につながる。共同訓練は極めて有意義だ」と強調した。外国から部隊を受け入れるため、新型コロナウイルスの感染防止策を徹底するとしている。