愛知県の大村知事に対するリコール運動をめぐり、アルバイトが署名を偽造していたとされる問題で、アルバイトの発注は、署名集めの期限が迫った2020年10月中旬に行われたとみられることがわかった。

大村知事のリコール運動をめぐっては、県選管の調査で提出された署名のうち8割以上が無効とされ、運動を主導した団体の事務局関係者が名古屋の広告関連会社にアルバイトを集め、署名を偽造するよう発注したとみられている。

署名集めは2020年10月25日が期限だったが、事務局関係者は、アルバイトの発注を期限が迫った10月中旬にしたとみられることが、関係者への取材で新たにわかった。

署名がリコールに必要な数に達しないとわかり、偽造に動いた可能性がある。

発注書には、事務局幹部のものとみられる署名と押印があり、地方自治法違反の疑いで捜査を進めている愛知県警は、すでにこの発注書を押収したとみられる。

一方、運動を主導した高須クリニックの高須克弥院長らは、不正への関与を否定している。

FNN
2021年2月22日 月曜 午後0:01
https://www.fnn.jp/articles/-/147120