近く接種が始まる予定の米ファイザー製ワクチンに関し、田村憲久厚生労働相は9日の衆院予算委員会で、1瓶当たりの接種回数を6回から5回に減らして地方自治体に案内すると説明した。1瓶当たり6回分取るのに必要な特殊な注射器が、現時点では十分に確保できていないことが理由。1瓶当たり5回を前提にすると、政府の契約量は7200万人分相当から1200万人分減る可能性がある。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は9日、ワクチン接種の優先順位を正式決定した。医療従事者を最優先とし、65歳以上の高齢者に続き、高齢者以外で基礎疾患がある人と高齢者施設の従事者から始める。

共同通信
2021/2/9 22:51 (JST)
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