テレビ番組などで新型コロナウイルスについて情報発信している医師の倉持仁さん(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市)に、カッターの刃が郵送されていたことが21日、倉持さんへの取材で分かった。倉持さんから相談を受け、栃木県警は脅迫の疑いを視野に捜査している。

倉持さんによると、郵送は14日で、封筒にカッターの刃1本が入っていた。文書は同封されていなかった。17日には「コロナが拡大したのはインターパーク内科がTVに出たため」などと書かれた紙が複数、駐車場のポールに貼られているのが見つかったという。

倉持さんは「コロナで医療が逼迫(ひっぱく)する中、余計な心配をすることになり、怒りしかない。職員も負の感情を抱くので、攻撃的な中傷はやめてほしい」と話した。(共同)

日刊スポーツ
2021年1月21日22時19分
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