大阪府では、新型コロナウイルスの影響で人手不足が深刻な保健所で働く保健師らが“職員を増やすこと”などを求める署名を吉村洋文知事ら宛てに提出しました。

 (大阪府職労 小松康則執行委員長)
 「感染者の増加によって本当に過酷な労働実態となっています。連日連夜の残業続きで、多い人は月80時間100時間150時間という残業が続いて、休みもなく働いています。」

 窮状を訴えるのは大阪府の保健所や関係する団体の職員です。職員らは、新型コロナの感染者が増加する中で業務がひっ迫しているとして、保健師の計画的な採用や保健所職員の定数を増やすことなどを求める約6万人分の署名を提出しました。

 (保健師 植村亜由さん)
 「先日コロナ陽性となった30代の男性にホテル療養をご案内しました。わかりましたと言ったその方が、急に気付いたように、『ホテルは足りているのですか、僕よりも状態の悪い方や同居家族の方がいたらその方を先にしてもらったほうが。僕は少し良くなったし1人暮らしですし。』と。」

 職員らは一人でも多くの人員を確保してほしいとしています。

MBS
2021/01/15 17:40
https://www.youtube.com/watch?v=6AntBoX2868