菅義偉(すが・よしひで)首相は28日午前、新型コロナウイルス変異種の新たな国内侵入を阻止するため、全ての国・地域を対象に外国人の新規入国を一時停止したことについて「国民の命と暮らしを守るために先手、先手で対応するために土曜日(26日)に方針を指示し、全世界から外国人の新規入国者の停止を発表した」と説明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 変異種については「対策は従来のウイルスと一緒だ」と説明し、手洗いやマスク着用の徹底を呼びかけた。その上で「静かな年末年始をお過ごしいただきたい」と国民に要請した。

 一方、感染対策強化に向けた新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に関しては「(飲食店営業の)時間短縮をより実効的なものにするために特措法の改正を視野に入れていることは事実だ。できるだけ早く国会に提出したい」と表明した。ただ、「専門家の皆さんの議論が始まったばかりだ」とも述べ、新型コロナ対策分科会の見解を踏まえて改正内容を検討する考えを示した。

産経新聞
12/28(月) 10:05
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