イギリスで感染力が強いとされる変異した新型コロナウイルスが広がっていることを受けて、加藤官房長官は、イギリスへの短期出張者の帰国時に待機を免除している措置の一時停止も含めて対応を検討する考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、イギリスでは、感染力が強いとされる変異したウイルスが広がっていて、周辺の国々は、イギリスからの旅客機の受け入れを禁止するなど、対応に乗り出しています。

加藤官房長官は、午前の記者会見で「イギリスでの変異種の問題も踏まえ、現在、関係省庁において、水際対策の強化について検討している」と述べました。

そのうえで、日本に住んでいる日本人や外国人がイギリスに7日間以内の短期出張をした場合は、帰国や入国の際、一定の条件のもと14日間の待機を免除している措置について「国内での感染拡大防止をしっかりと確保し、国民に安心していただけるよう一時停止を含めて早急に検討し対応したい」と述べました。

NHKニュース
2020年12月22日 13時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201222/k10012777551000.html