現職と新人の2人の争いとなった栃木県知事選挙は、15日投票が行われ、現職の福田富一氏が5回目の当選を確実にしました。

栃木県知事選挙は、開票率は低いですが、NHKの開票所での取材では、自民・公明両党の地方組織が推薦する福田富一氏が、田野辺隆男氏を引き離す勢いです。

事前の情勢取材や、15日投票を済ませた有権者を対象にした出口調査などでも極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、福田氏の5回目の当選が確実になりました。

福田氏は、栃木県日光市出身の67歳。栃木県議会議員や宇都宮市長を経て、平成16年の知事選挙で初当選しました。

選挙戦で、福田氏は、新型コロナウイルスの検査・医療体制の拡充や大規模災害に備えた防災力の強化などを訴えました。

そして、自民党と公明党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層にも支持を広げ、5回目の当選を確実にしました。

福田氏は、「これまでの実績と経験に基づいた新たな政策を街頭で訴え、多くの方の支持を得ることができた。約束を実行し、成果を上げていかなければならないので、責任の重さを今まで以上に何倍も感じている。責任の重さを持ち続けながら、県民に5期目もやはり福田を選んで良かったと思ってもらえるよう、4年間しっかり取り組んでいきたい」と述べました。

NHKニュース
2020年11月15日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201115/k10012713711000.html