ヘイトスピーチの抑止を図る川崎市の差別禁止条例に基づく差別防止対策等審査会は9日、市が諮問したインターネット上の掲示板やブログへの書き込み計45件をヘイトに該当すると認定し、運営会社に削除要請を求める答申案をまとめた。

 市によると、ヘイト認定された書き込みは、外国出身者を対象に「早く出て行け」「死ね」などの内容。
 審査会は10月、ツイッターへの書き込み9件をヘイトと初認定しており、今回が2回目。前回認定した9件のうち閲覧できる2件については、答申を受けた市がツイッター社の日本法人宛てに、削除を求める文書を送付している。
 審査会終了後、会長の吉戒修一(よしかい・しゅういち)弁護士は「不当な差別的言動に当たる投稿が複数あったのは残念だ。市長にしかるべき措置をとってもらいたい」と述べた。

産経新聞
2020.11.9 21:21
https://www.sankei.com/affairs/news/201109/afr2011090043-n1.html