https://news.yahoo.co.jp/articles/a8129fccc32a9f47c01f2c2b630c455bfff8dbb1
 社民党の福島瑞穂党首は4日の記者会見で、大阪市を廃止して4つの特別区に再編する「大阪都構想」に関する毎日新聞の報道をめぐり、日本維新の会の幹部らが「大誤報」などと批判したことに対し、「毎日新聞頑張れ、メディア頑張れと言いたい」と述べた。

 都構想をめぐっては、毎日新聞をはじめとする一部メディアが10月26日以降、「大阪市を4市に分割した場合、行政サービスにかかるコストが約218億円増加する」との市財政局の試算を報道した。

 これに対し、維新の馬場伸幸幹事長が10月29日の衆院本会議で毎日新聞を名指しし「大誤報」と批判。大阪維新の会前代表の橋下徹氏もツイッターに「誤報道」などと投稿した。市財政局は10月29日、試算を撤回した。

 福島氏はこうした経緯を念頭に「メディアは財政当局が出したものを発表しただけ。これを誤報だといわれる筋合いは一切ない」と主張。都構想が住民投票で否決されたことについては「社民党は大阪市をなくすことに反対だったので本当にうれしい」と述べた。
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