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2020年10月28日、聯合ニュースなど複数の韓国メディアが「菅義偉首相が本格的な外交活動を開始した中、韓国との電話会談を意図的に後回しにしていたことが分かった」と報じ、ネット上で注目を集めている。

韓国メディアは産経新聞の報道を引用し、「各国首脳との電話会談の順番には菅首相の意向が反映された」「電話会談を一番先に申請したのは韓国だったが、後回しにされた」などと伝えている。

菅首相は就任から8日後の先月24日に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話で会談した。文大統領の前にはドナルド・トランプ米大統領やトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長、アンゲラ・メルケル独首相ら7人と電話会談を行った。

菅首相は今月26日に行った就任後初の国会所信表明の演説で、日韓関係について「韓国は極めて需要な隣国。健全な日韓関係に戻すため、日本の一貫した立場に基づいて適切な対応を強く求めていく」と述べた。これについて韓国では「韓国の重要性を強調しつつ日本植民地時代の徴用問題の解決策を韓国に提示するよう求めたもので、『距離を置いた外交』を予告した」との分析が出ているという。

これに韓国のネットユーザーからは「屈辱的だ」「韓国は隣国としての道理を守ったのに」「日本は安倍首相の時と何も変わっていない」「日本政府の行動は全てが幼稚。韓国政府は順番なんて気にしていないよ」など日本政府への批判的な声が上がっている。また「日本製品不買運動はこのまま続ける」との声も多く見られる。

一方で「韓国の外交はどうなっているのか」「日本の立場では韓国と会談してもいいことないのだから当然では?」「外交を政権維持のための道具として利用する文政権に好意を抱く国なんてないよ」など、文政権の「能力不足」を指摘する声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本)