https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201002/pol2010020002-n1.html
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の「発言」が物議を醸している。9月25日に開催された非公開の会合で、女性への性犯罪に関して「女性はいくらでもウソをつける」と発言したというのだ。

慰安婦問題

 朝日新聞などの取材に関して、杉田氏は「そういう発言はしていない」と否定したが、多くのメディアは関係者の証言をもとに、杉田氏が女性蔑視発言をしたとの前提で批判を展開している。

 杉田氏が女性蔑視発言をしたのか、否か。ここが重要だ。

 仮に「女性はいくらでもウソをつける」と発言し、女性被害者を冒涜(ぼうとく)する発言をしたならば、彼女の発言を擁護することはできない。

 だが、杉田氏は自らのブログで「一部報道における私の発言について」と題した一文を掲載している。そこで杉田氏は女性蔑視発言などしておらず、実際に発言したのは次の通りだったという。

 「女性への暴力はあってはならず、許されない犯罪だと考えており、暴力を振るった加害者はきちんと罰せられることで再発を防ぐべきであり、その為には警察の関与と連携は不可欠である」

 さらに、警察の関与との連携に関しては、「警察の中に相談所を作り、女性警察官を配置することで敷居を下げ、相談しやすくすることができるのではないか」との提案もしたという。

 上記が事実であるならば、女性蔑視発言などといわれる筋合いはない。

 だが、この後、杉田氏は韓国の慰安婦問題と女性に対する暴力は「全くの別問題」としつつも、次のように論じたという。

 「民間団体の関与という点においては、韓国の挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会=現・正義記憶連帯)が「聖域」になってしまって、長年誰も切り込めなかった期間の公金の不正利用などの問題が次々と発覚していることもあり、日本でも同じ問題が起こる可能性を懸念する声もあります」


(略)