16日に衆参で行われた首相指名選挙では、共産党が立憲民主党の枝野幸男代表に投じた。決選投票以外で他党の議員に投票したのは、1998年に旧民主党の菅直人代表(当時)に投じて以来という。

 枝野氏は首相指名選挙に先立って共産の志位和夫委員長と会談し、「若輩の私に投票していただけると大変光栄です」と投票を要請。志位氏が同日午前の党議員団総会で「野党連合政権をともに作っていく」と枝野氏への投票を決めた。

 立憲は共産との政権運営には慎重だが、選挙協力は進めていく考えだ。

 立憲に合流しなかった国民民主党やれいわ新選組も枝野氏に投票。次の総選挙での野党共闘に向けた足がかりとなる可能性もある。

朝日新聞
2020/9/16 23:16
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