菅義偉官房長官は記者会見で、安倍晋三首相の妻昭恵氏が4日、トランプ大統領の妻メラニア氏と電話で協議したと明らかにした。協議について「内閣総理大臣夫人として実施した。総理の公務の遂行の補助として臨んだ」と説明した。

 昭恵氏は首相主催の「桜を見る会」にも同様に、「首相の公務の遂行を補助する一環」(政府答弁書)として出席した。昭恵氏は森友学園問題をめぐっても、学園が開設を目指した小学校の名誉校長に就いていた。安倍首相は2017年の国会で「私や妻が関与していたら、首相も国会議員もやめる」と答弁していた。

 菅氏は記者団から続けて、桜を見る会や森友学園の問題について、昭恵氏が安倍首相辞任に合わせて直接説明する機会を設けないのかと問われた。菅氏は「それは考えていません」と否定した。

朝日新聞
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