立憲民主党の枝野幸男代表は4日の記者会見で、国民民主党などとの合流新党の代表選(7日告示、10日投開票)に立候補すると表明した。「政治の緊張感を取り戻す。互いに支え合い、分かち合う社会を築き、暮らしの安心を取り戻す」と述べた。

代表選には国民民主の泉健太政調会長も立候補の意向を示した。枝野氏は立民のほか、国民民主の小沢一郎氏ら幅広い支持を受けており、新代表に選出される見通しだ。

立民、国民民主などは4日、合流新党に149人が参加すると発表した。内訳は衆院106人、参院43人。立民からは所属する89人のうち88人が新党に入る。

国民民主からは所属する62人のうち40人が参加する。玉木雄一郎代表らと民間労組系議員9人は見送った。無所属議員では野田佳彦前首相、岡田克也元副総理ら21人が加わる。

野党第1党の規模が100人を超すのは旧民進党以来3年ぶりとなる。10日に代表と党名を決める選挙を実施する。15日に結党大会を開く。

日本経済新聞
2020年9月4日 16:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63439390U0A900C2MM8000/