安倍晋三首相は24日、東京都内の慶応大病院を17日に続いて訪れ、約4時間滞在した。この後、首相官邸で記者団に「きょうは先週の検査の結果を詳しく伺い、追加的な検査を行った」と説明。「体調管理に万全を期し、これからまた仕事に頑張りたい」と強調した。首相は月内にも記者会見に臨み、状況を説明する方向だ。

 首相は午前10時前に病院に到着。午後1時40分に病院を出た後、官邸に入り記者団の取材に応じた。ただ、検査内容や結果に関する質問には即答を避け、「またお話をさせていただきたい」と述べるにとどめた。関係者によると、首相は新型コロナウイルスへの対応について月内にも会見する方向で調整しており、その際に自らの健康状態も説明する意向だという。

 24日で連続在職日数が歴代最長を更新したことに関し、首相は「7年8カ月、国民に約束した政策を実行し、結果を出すため一日一日、全身全霊を傾けてきた。その積み重ねの上にきょうの日を迎えることができた」と表明。「大変厳しい時にあっても、至らない私を支えてくれた全ての皆さまに感謝申し上げたい」と謝意を示した。

時事通信
2020年08月24日17時34分
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