新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大阪府の吉村知事は、お盆の時期の帰省自体には問題はないという認識を示したうえで、事前の体調管理や帰省先での飲み会に注意するなど感染症対策の徹底を心がけるよう、府民に呼びかけました。

大阪府の吉村知事は3日、記者団に対し、お盆の時期の帰省について「旅行と一緒だ。実家とのやり取りをきちんとしたうえで、帰省すること自体は問題ない。帰省前の体調管理はしっかりやってもらい、体の異変があれば控えてもらいたい」と述べました。

そのうえで「医療機関が十分ではない地方も多いので、帰省中に宴会や飲み会で大騒ぎをしないとか、親族だけでお盆を過ごすといった行動をお願いしたい。行った先の行動が重要で、お盆の時期に親族で会うのは大事なことだ」と述べ、帰省にあたっては感染症対策の徹底を心がけるよう府民に呼びかけました。

また、吉村知事は「静かに親族と会ってお盆を過ごすことを行政が自粛してくださいと言うものではないと思っているし、そこまで自粛と言うなら、『Go Toキャンペーン』はやめるべきではないか」と述べました。

NHKニュース
2020年8月3日 18時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200803/k10012548711000.html