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2020/08/02(日) 13:29:19.55ID:CAP_USER9本紙は2月以降、同省を通じ、調査した業者に入力データの提示を求めているが回答はない。
防衛省が把握していなかったのは、地盤の軟らかい粘土層が最も深い海面下90メートルまで達している「B27」地点の強度算出に必要な計測値や係数といった入力データ。
防衛省は地盤を固める改良工事の検討に当たり、調査した委託業者から強度のグラフを受け取った。このグラフには縦軸に深さ、横軸に強度の目盛りがあり、おおよその強度は分かるが、入力データなどは記されていない。防衛省はこうしたデータなどについて「承知していない」としている。
防衛省は70メートルまで地盤改良すれば「施工可能」としているが、グラフを見る限りは、深さ80メートル付近までが軟弱なようにうかがえる。防衛省はこのB27地点での実測データなどを設計に採用せず、最長で750メートル離れた3地点の試験結果から、B27地点の強度を推定。90メートルまで改良しなくても建設は可能と結論付けた。
防衛省は4月、軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更を沖縄県に申請した。(中沢誠)
東京新聞
2020年8月2日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/46434