新型コロナウイルス感染者急増で、31日に県内病床利用率は100%を突破し限界を超えた。31日に入院・療養先が見つからず、待機せざるを得なかった患者は20人程度。症状のある患者から優先的に入院させているという。県の大城玲子保健医療部長は「収容できない状況に陥っている」と焦燥感を募らせた。

 療養が必要な感染者は31日時点で244人で、県内の病院や軽症者用ホテルの病床(計235床)を超えた。県は来週にも、新たに那覇市内で100床以上のホテルを借り上げるための調整を急いでいる。

 県の警戒レベルの7指標は、「病床利用率」に加えて、31日に「直近1週間の新規感染者の合計」も最終段階の「第4段階(感染まん延期)」に達した。第4段階に入った場合、県の行動例は「スーパーなどへの外出も最大限控えるよう求める」「学校が臨時一斉休校」としている。

(写図説明)7月19日以降の県内感染者数と病床利用率の推移

(写図説明)7月の新型コロナ感染者の世代別割合

沖縄タイムス
2020年8月1日 09:45
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/609827