安倍晋三首相は27、28の両日、午前は東京都内の私邸で休息し、午後のみ官邸へ出勤した。29日も同様の日程を想定する。首相周辺は「本来なら夏休みのはずだったが、新型コロナウイルスの感染再拡大で出ることにした」と話すが、国民への説明不足が指摘される中での半休には異論もある。

 28日は定例の閣議も取りやめ、首相は午後1時すぎに出勤。豪雨災害とコロナの感染状況の報告を受けた以外、特に面会はなく帰宅した。4連休の後、29日まで休暇を取り、山梨県の別荘にも滞在する計画だったが、コロナや災害対応で断念した。

 政府高官は「首相が疲れているのは間違いない。休める時は休んだ方がいい」と理解を求める。だが感染が再び広がっても6月18日を最後に記者会見を開かず、野党が求める国会出席も拒み続けている。

 立憲民主党の枝野幸男代表は28日の党会合で「全く顔が見えず、もはや統治の意思を失っていると判断せざるを得ない」と批判した。

北海道新聞
7/29(水) 13:59
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