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【ワシントン】マイク・ポンペオ米国務長官は23日午後の演説で、国を支配する共産党の方向性を変えるよう中国国民に呼び掛けた。強硬姿勢をとる中国に対し、鋭い口調でトランプ政権の対応を説明した。

この日、カリフォルニア州のリチャード・ニクソン大統領図書館・博物館で行われた演説で、ポンペオ氏は習近平国家主席が「破綻した全体主義的イデオロギーの信奉者」だと指摘。体制転換を明白な形で呼び掛けるには至っていないものの、同盟国や中国国民に、米国と協力して中国共産党の行動を変えさせるよう訴えた。

ポンペオ氏は、共産党が「外敵よりも中国の人々の正直な意見を恐れている」とし、米国は「中国の人々に働きかけ、力づける必要がある」と強調した。

このポンペオ氏の「共産主義の中国と自由世界の将来」という講演をもって、中国問題に焦点を当てたトランプ政権高官の数週間にわたる演説が締めくくられた。トランプ政権は対中関係が急速に冷え込む中、軍事演習や制裁などで同国政府への圧力を強化している。

トランプ政権は今週に入り、中国の在外公館が経済スパイと査証(ビザ)詐欺を行っているとして、24日午後までに在ヒューストン総領事館を閉鎖するよう要請するという、前代未聞の行動に出た。中国政府は報復の構えを示しており、貿易、ハイテク、国際社会における影響力などを巡り、緊張している両国関係の火種がさらに増えた。

2020 年 7 月 24 日 09:30 JST 更新
https://jp.wsj.com/articles/SB12271835719214913691504586524812106486614

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