https://news.yahoo.co.jp/articles/19b753c7ab02ac346fb3b97250ac0eb92cd4d871
 強い野党を作ることは出来るのでしょうか。立憲民主党と国民民主党は合流を進めたいとしながらも、新しい党名をめぐって静岡の県連でも折り合いがついていません。

<立憲民主党県連 佐々木隆博代表>「私たちが提案したのはギリギリの提案、これから先に(国民から)要求が出てくるのは、合流には大きな障害になることを心配している」
 立憲民主党県連は7月22日の幹事会で、国民民主党との合流について協議しました。合流をめぐっては、2019年、立憲が国民に提案し、22日も党本部の幹事長同士が会談しました。国民は立憲の提案にほぼ合意していて、両党を解散して新しい党をつくることで一致しました。
<立憲民主党 福山哲郎幹事長>「(合流については)ほぼ9合目までは行っているという認識」
 しかし、合流後の新しい党の名前については折り合いがついていません。立憲は「立憲民主党」という名前を提案していますが、国民は投票などの「民主的な手続き」で決めるべきとしています。
<国民民主党県連 榛葉賀津也会長>「両党を解党して代表選挙もやって、まっさらな形で出直すのだから、名前も新しくするのが当然」
 国民民主党県連の榛葉会長は合流後の党名は新しいものに変えるべきと強調しました。しかし、立憲としても党名は譲れない姿勢です。
<立憲民主党県連 佐々木代表>「最大限配慮した提案をしたので、今回の提案で合流をしていただきたい」
 どちらの党も解散総選挙を見据え、早く合流をまとめたい考えですが、党名をめぐる議論はまだ続きそうです。
<坪内キャスター>そもそも立憲民主党と国民民主党は、民進党が分裂して結成されました。しかし、今、解散総選挙に向け、与党に対抗できる強い野党を作り上げたい狙いがあります。合流について立憲と国民は「それぞれの党を解散し、新党を結成する」ことで合意しました。しかし、新しい党名については立憲が「立憲民主党」と提案していますが、国民は「民主的な手続きで決めるべき」と競り合っている状況です。この問題が解決しない限り合流はできませんので、妥協点を見出せるのかが重要だと感じます。

静岡放送(SBS)