国民民主党の玉木雄一郎代表は16日、党本部で記者会見し、立憲民主党との合併による新党結成に関し
「党名を民主的な手続きで選ぶ方が新しいスタートを切れる。新しく選ぼうと提案したい」と述べた。

立憲側は「立憲民主党」を主張しているが、難色を示した格好だ。
玉木氏は、両党を解党した上での新党や、結党大会での代表選実施は「対等性が担保される」と評価した。

 会見で玉木氏は党名について、「民主党」を支持する声が党幹部で多数を占めたと紹介。

ただ、民主的な手続きの結果、立憲民主党に決まれば受け入れる考えも明かした。
 新党結成には、時限的な消費税減税での一致や、憲法改正をめぐる立場の擦り合わせが必要だと指摘。同日中に立憲側に伝える方針を示した。
 玉木氏の提案に対し、立憲の福山哲郎幹事長は記者団に「これまでの交渉の経緯からして違和感がある」と不快感を示した。

 国民は、会見に先立つ臨時執行役員会で、今後の対応を玉木氏と平野博文幹事長に一任。17日に
両院議員懇談会と全国幹事会の合同会議を開いて議論する。

 一方、立憲の枝野幸男代表も16日に会見し、「政党の体制整備に時間をかけている余裕はない。一日も早く結論を得ることが必要だ」と述べ
、国民側に速やかな回答を求めた。

 立憲は同日の常任幹事会で、福山氏が提案内容を説明。福山氏によると、合流の実現を求める声が大勢だったが、
「党員にしっかり説明してほしい」との意見も出た。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012517681000.html
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600825&;g=pol