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作家の村上春樹氏は、新型コロナウイルス感染症による社会的危機を憂慮し、関東大震災当時の朝鮮人虐殺事件が再発するかもしれないと警告した。

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12日 毎日新聞によると、村上氏はインタビューで「理性より感情にうったえる声が大きくなっていて、違和感を感じている」とし「人々が誤った方向にいった関東大震災の時のように、朝鮮人虐殺のような事件を起こす可能性がある」と憂慮した。

関東大震災当時に起こった約6000人の犠牲者を出した朝鮮人虐殺は、「朝鮮人が井戸に毒を入れたり、放火・略奪をし、日本人を襲っている」というデマが大きく拡がったため起こった。

村上氏は「そのような排他的な動きを鎮めるのがメディアの責任だと考える」と指摘した。

また「私が生きてきた1960年から1970年の学園闘争時代には、“言葉”が独り歩きし、強い言葉が幅を利かせていた時代だった」とし「そのような状況は、恐ろしくて嫌だ」と憂慮した。

つづけて「結局 時間が経てば、その“言葉”は消え去り、誰も責任をとらなかった」とし「右も左もみな同じだった」と警告した。

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