去年の参議院選挙を巡る買収事件で、河井克行容疑者側が事務所のパソコンのデータを業者に依頼して削除させていたことが分かりました。

 前の法務大臣・河井克行容疑者(57)と妻の案里容疑者(46)は、参議院選挙を巡って票の取りまとめなどを依頼し、地元・広島の県議会議員ら94人に合わせて約2570万円を配った疑いで逮捕されました。その後の関係者への取材で、いわゆる「ウグイス嬢」に法定の上限を超える報酬が支払われたことが一部で報じられた後、克行容疑者側が事務所のパソコンのデータを業者に依頼して削除させていたことが分かりました。データには現金の配布先を示したとされるリストも含まれていて、検察当局は捜索で押収したパソコンからデータを復元したとみられます。検察当局は克行容疑者が証拠隠滅を図った疑いもあるとみて捜査しています。

テレ朝news
2020/06/21 12:03
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