昨年7月の参院選を巡る公選法違反事件で、検察当局が河井案里参院議員(46=広島選挙区)と、夫で前法相の克行衆院議員(57)=広島3区=を逮捕する方針を固めたことを受け、夫妻を知る関係者からは「離党して守ってくれる人はいない」「もう厳しいと思う」と諦めの声が聞かれた。

克行氏の元秘書の男性は、17日に夫妻の離党届が受理されたことについて「事前に調整していたんだろう。夫妻の逮捕が迫り、党としても最後のタイミングだったと思う」と推察。「(法定上限額を超える報酬を支払ったとして秘書らが起訴された)車上運動員の事件だけなら自分は知らないと言い訳できたかもしれないが、議員買収は夫妻が自ら配っているなら言い逃れできないだろう」と話した。(共同)

日刊スポーツ
2020年6月18日10時38分
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