検察庁法改正案について、安倍晋三首相は15日、検察人事への介入は「あり得ない」などとインターネット番組で語った。

 首相は、15日夜に配信されたジャーナリストの櫻井よしこ氏のネット番組に出演した。東京高検の黒川弘務検事長の定年延長については「検察庁の人事は、トップも含めた総意で、こういう人事でいくと持ってこられ、そのままだいたい我々は承認をしている」と人事介入を否定した。

 同法改正案で野党側が「三権分立と検察の中立性・独立性を損なう」との認識を示す点についても「大変な誤解だ」と語った。黒川氏が政権に近いとされる点については「多くが誤解で、そうしたイメージを作りあげられてるんだろう」と述べた。

 安倍首相は憲法改正についても言及した櫻井氏から憲法改正への意気込みについて問われた首相は、自民党が2018年にまとめた「改憲4項目」に触れ、「この方向でしっかりと進んでいくことは決めている」とした。

朝日新聞
5/15(金) 23:16配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000105-asahi-pol